【コラム】抜栓後何日目
とあるカンティーナ(ワイナリーのことですがイタリア語です)について知りたい、と話したら、いつものお店で2種類のワイン(白発泡・赤)を出していただきました。しかし、どちらも抜栓後3日目が美味しいと聞いてしまったので、なんとか3日後に来てみたくなりました。
◆抜栓直後
微発泡の白ワイン、これでも十分美味しいのですが…
◆抜栓後3日目
泡は消えているのに、うまみがぎゅぎゅっとなっていてすごい。なんだこれは。
ちなみに、これは別のカンティーナ、抜栓して6日くらいたったものだそうです。
ありえない美味しさ。また新しい境地か。
Story Ridge Vineyards Panamera Chardonnay 2016
西新宿のbarで飲んだ、カリフォルニアワイン。シャルドネ。
ブドウ品種: シャルドネ
味のタイプ: 辛口
提供温度: 10 -12℃
テイスティングノート
黄金色を呈し、マイヤーレモン、リンゴ、梨の活き活きとしたアロマが立ち上り、バニラとスパイシーなシナモンの含みがする。熟した梨、マイヤーレモン、クリーミーなバタースコッチの芳醇な風味を示し、テクスチャーは豊かでまろやかで、キリッとした後味を伴う。
相性の良い料理:ハーブチキンのオーブン焼き、グリルまたはボイルドサーモン、マカロニ&チーズ、シーザーサラダと、最高の相性を持つ。グラスに注いで、それだけでも楽しめる。
ALC 13%
生産地の詳細情報: アメリカ合衆国 >> カリフォルニア >> ナパヴァレー
生産者の詳細情報: ストーリー・リッジ・ヴィニャーズ
【コラム】San LorenzoのFilippoさんに会えた
このblogの始まりは、Geaというワインに出逢ったことでした。
このGeaというワインがとても美味しかったのです!
harinezumi-winecellar.hatenadiary.com
実は彼の別なワインを飲んだことがあり、行きつけのレストランでGeaを勧められたとき「あ、それ飲んだことあります」と言ったら、それは別なワインだったという話。ラベルが少しずつ違うのでした。これは生産者であるフィリッポさんの家を、朝から夜まで描いたものだったのです。私が以前飲んだCampaglioneは一番右、Geaは一番左。固有名詞が苦手で画像として覚える癖がありますが、これは「名前」が無いと判別できない。そう観念し、記憶を補完する記録をと、blogを始めたのです。
そんなこんなで、始めてから4ヶ月目になります。その話を、本人にすることができました。フィリッポさん(sig.Filippo vigna di San Lorenzo)が来日し、お会いできる機会があったのです。会場は目黒のイタリアンだったのですが、「大将」(何故かイタリアンだけれど常連さんたちがそう呼んでいた)が作る中華っぽい寒ブリのサラダや、担々麺、天ぷらなど、様々な料理にフィリッポさんのワインを合わせるという飲み会のようなノリでした。フィリッポさんも3品作ってくださって、彼の家でもてなされていることを想像できるような雰囲気もありました。彼の家は、アグリツーリズモといって、泊まることができるのだそうです。
1本目はこちら、Campaglioneです。トレビアーノ・ディ・ロマーニャという葡萄を使っており、5日間マセレーションするのだそうです。
はじめて食べたチーズは、フィリッポさんがイタリアから持ってきたもので、Squacquerone di Romagnaというものでした。
たけのこと椎茸の天ぷら。
レバーのクロスティーニは、ペーストになっておらず粗挽きで肉肉しいのがフィリッポさんのこだわりだそうです。
このあたりからGeaに。Campaglione Biancoと同じ作り方(5日間マセレーション、ステンレスタンク)なのに、葡萄がアルバーナというものを使うことで全く違う味わいになっています。アルバーナはこのくらいの大きさだよ、と手で示してもらったのですが、軽く人の顔の長さくらいありました。大きいということは実同士の風当たりよく、とても甘いのだそうです。そして、Geaというのはフィリッポさんの娘さんのお名前なのだそうで、可愛らしいお嬢さんの写真を見せていただきました。
Geaに合わせるといいのではということで、パクチー入りの担々麺(五島うどんで作ってある)が出ました。面白かったです。
このあと、赤ワインになっていきますが、そのことは別の記事に。