Cirò Rosso Classico DOC 2013
カラブリアのワインを飲みました。たぶん初めて。カラブリアは、イタリア半島南部、長靴のつま先の部分に当たり、海に囲まれたカラブリア半島に位置します。全体的にアペニン山脈の一部をなすシ-ラ山地からなる山がちな州で、シチリア島を望む海岸線沿いには古代ギリシャの遺跡が多く残されているそうです。
古代ギリシャ人に「エノトリア(ワインの地)」と呼ばれていた由緒ある地域で、ガリオッポ種で造るチロは、古代ギリシャ時代、オリンピックの際に、競技を終了した選手に贈られる銘酒だったそうです。
赤ワイン単体は穏やかで丸く、酸も感じず、さして芳しくはなく。でも料理と相性がいいとのこと。ピリ辛のパスタには、タンニンも香りも強くないワインがマッチングする、結局、トータルでコーディネートするというのは何事も同じです。合わせたのは同じく、カラブリアをイメージしたパスタ。三重県産生しらすと赤玉ねぎを使ったピリ辛トマトソースのスパゲットーニ。パスタが美味い、すなわち、ワインもいい仕事をした、そういうことなんですよね。