はりねずみのワインセラー

「これ飲んだな美味しかったな」「これ飲んでみたいな気になるな」を集める架空のワインセラーです。

サッポロワイン Polaire 魚河岸 白

高円寺駅でおひるどきに2時間ぽっかり空いたので、かねてから気になっていたカジュアルな天ぷらやに行ってみました。特に急いでいないので、25分くらい並びました。

f:id:hari_nezumi:20171111131416j:plain

1000円から定食があり、1300円のたまごランチが人気とのことでそれを頼みました。

f:id:hari_nezumi:20171111134256j:plain

最近は外ランチするより自炊、自宅にアルコールを置いていない私は昼から飲むことは少ないのですが(!)、ワインがあるようだったので興味があり頼んでみました。

ワイン、と書いてあるのを頼むと強制的に白ハーフが出て来る仕組みでした。

 

これは輸入ワイン・輸入ぶどう果汁を使っているので、国産ワインというカテゴリになります。

「日本ワイン」と「国産ワイン」。一見違いがなさそうに思えるこの二つのワインには、実は違いがあるのをご存知ですか?結論から言うと、国産ブドウ100%を使用して国内製造されたワインを「日本ワイン」、海外から輸入したブドウや濃縮果汁を使用して国内で製造されたワインを「国産ワイン」と呼んでいます。(中略)世界には、「ワイン法」という、ワインを明確に区別するルールがありますが、日本にはそれがありません。以前の日本には、「日本ワイン」を定義する明確なルールがなく、「国産ワイン」として販売されるワインについての、業界の自主基準を使用していました。そのため、「日本ワイン」として販売されている商品の中にも、海外から輸入したブドウや濃縮果汁を含んでいるものがありました。このままでは、消費者が二つのワインを見分けづらい、ということで、二つワインに明確な基準を設けることになりました。国税庁がこの表示ルールを策定したのが、2015年10月。この法律が完全に施行されるのは、そこから3年後の2018年10月からです。

www.suntory.co.jp

f:id:hari_nezumi:20171111134306j:plain

vinica.me

名物のたまご天が乗ったご飯(タレバージョン)です。豪華なたまごかけごはんという感じ(少々の罪悪感つき)、そこまで私にはやみつき感はありませんでした。しかし、あとに天ぷらが数品つくので、トータルのお得感はあります(昼と夜で値段は違うようです)。食べログに狭い狭いと文句を書いている人がいましたが、店構えからして狭いのは自明だし、値段からしてサービス云々を言うのはナンセンスだと思います。下町風情もあるので、充分だと思います。天つゆは私には醤油辛いです。

f:id:hari_nezumi:20171111134511j:plain

「日本のワインも頑張っている」という時、2つの側面があると思っています。1つは世界に通用するようなという方向、もう1つはカジュアルに食卓に並ぶ美味しい(不味くない)ものを作るという方向です。

私がワインを飲み始めた頃は、本当に日本ワインに良いイメージがありませんでした。数年前、山梨のワイナリーをいくつか回って、沢山試飲して、日本でワインを作っていくことの難しさや努力を知りました。いくつか本も読みました(下記2冊はおすすめです)。今後も、「日本ワイン」・「国産ワイン」の動向にも注目していきたいと思います。

日本のワイン―本格的ワイン造りに挑んだ全国のワイナリー
 
翔べ 日本ワイン―現状と展望

翔べ 日本ワイン―現状と展望