はりねずみのワインセラー

「これ飲んだな美味しかったな」「これ飲んでみたいな気になるな」を集める架空のワインセラーです。

Domaine Chevillon-Chezeaux 2014 Bourgogne Hautes Côtes de Nuits

「イタリア語では、先生という意味合いの言葉が6つもあるの。」とイタリア語の先生が言う。私のワインの「先生」、と思って頭に浮かぶ人。それは元・アルモニアのソムリエ、樋口さんだ。急に彼に会いたくなり、いそいそでかける。

 

大学を出た翌年からずっとお世話になっている。今は渋谷のビストロ・ワインバー「モナトリエ」をスタートされ1年になるが、イタリアンの初台アルモニア時代は、料理ともども本当にお世話になった。著書『ワークショップデザイン論』の刊行記念パーティーでは、シェフも来てくださり本格的なケータリングをしてくださった。勉強会FLEDGEを立ち上げた際のキックオフの食事も、アルモニアだった。私にとって、自分でお金を払ってレストランに通うという習慣ができたのがこの店だった。

 

「私、ちょっとワインきちんと勉強したくなって。」この台詞を何回彼に言ったかわからない。昔はその度、「 harinezumiさんがワインを勉強するとおすすめするものに困ります」とか「ワインは少しわからない方が相手の男性は喜びますよ」とか、言ってくれていたソムリエさんも、もう付き合い17年ともなるとそんな返し方はしなかった。「苦手だと思っていたものも、一から飲んでみたいんです」という私の言葉に応じるかのように、普段は泡をスキップする私に、シャンパンから赤まで出してくれた。

 

そして、久々にピノ・ノワールを飲みたいという私の気持ちに応えてこちらを。羊にピノ?と思ったけれど、アイスランド産のクリーンな味わいの羊にはピノがとてもよくあってよかった。

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www.vivino.com

この後、もっと、うわあ…というピノを飲んだことは、次の機会に。

 

お近くに来られた際は、ソムリエ樋口さんに会いにお立ち寄りください。

mon-atelier.jp