【コラム】ワインと記憶とインターネット
ワインに興味を持ってから、いくつか、ターニングポイントとなったワインがある。しかし、記録が残っていない。名前もうろ覚え。でもなんとかして検索し、当時印象に残ったもののその後が知りたい。そして、今の自分との関係を知りたい。
当時、スマートフォンではなかった。写真を撮って保管する習慣も無かった。ワインのラベルを剥がしてノートみたいなのをおじさま方に作ることを勧められたけれど、高級ワインで2回ほど持ち帰ったきりだった。だって、ワインを分けて飲んだ場合、この方法だと記念にできるのは1人。明らかに合理的ではないのだ。つまり、携帯カメラやアプリといったもの、SNS、こういうもので格段にワインは面白くなったのではないかと思う。すぼらな私でもやっていけそうだ。
今日は、Facebookでこんな携帯アプリを教えてもらった。
これを私に教えてくれたのは対面での人間関係は非常に薄い、同じ店の常連という程度、まさに「弱い紐帯」と言える。しかし、多忙かつ自分と行動を普段ともにしていない人ほど、その情報は自分にとって新鮮で、時に非常に有益である。同じ趣味を持つ者が、同じ職場に居るとは限らないし、地理的に近いと密過ぎる関係も展開されて面倒になることもある。SNSは、その点、ドライにつながることができてよい。
目下、探しているものの1つ
・ワインショップエノテカ博多店で買った
・アメリカのワイン、ハーフ
・購入したのはおそらく2001年冬
・衛星とかNASAとかが関係していて、フランスの名ワインと同じ条件の土地を探して作ったというもの←これに驚いた
・ボルドーボトル(イカリ型)
・それなりの値段だった(当時は買うとき少し躊躇うくらい)
・aから始まり、5文字程度、筆記体で書かれていた
・無駄な絵は無し、地球を模したモチーフがあった?モダン
・ラベルのデザインは画像的には覚えている!見たらわかる自信がある。
こんな記事をみつけた。これが2004年の記事だ。
たぶんこの流れなんだな
特に、1988年のフランス政府との合意に基づき、公式にフランスのぶどう樹が輸入可能になると、ディジョン大学で選抜されたピノ・ノワールやシャルドネのクローンが苗木屋から直接入手可能となつた。これらのクローンから生まれた1990年代のピノ・ノワールやシャルドネの質は驚嘆すべきもので、特にソノマや北ではメンドシーノ、南ではサンタバーバラといった冷涼地域の斜面の畑のものは、最上のブルゴーニュのワインを脅かしつつある。