はりねずみのワインセラー

「これ飲んだな美味しかったな」「これ飲んでみたいな気になるな」を集める架空のワインセラーです。

【コラム】イタリアワイン紀行(1)ブレシアのトラットリア

えいやとやらないとやれなそうなので、ここにまとめていくことにしました。イタリア紀行、第1箇所目のブレシアBrescia)というのは、ミラノ(Milano)から電車に乗ってちょっと行ったところにある、ロンバルディア州の街です。何故ブレシアに行ったかと言えば、それは夜にミラノに着いたがミラノの宿が高かったので、翌日の目的地との間でどこかずらしてみようと思ったからです。

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ミラノから列車に乗ります。

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 駅前にホテルを取りました。駅から市街地が少し離れています。といっても小さな街、10分、15分歩けば中心に行けます。

知人に教えてもらったリストランテやトラットリアから、最も気になったところを。とりあえず場所確認と翌日の予約でと思ったら、ディナータイムに間に合ってしまいました。雨の中濡れていたので、早速入ります。

 

訪問先は、TRATTORIA URBANA IL MANGIAFUOCO です。

mangiafuoco.mysnapper.com

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良い雰囲気。

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ワインはこれを選びました。

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パスタ:Casoncelli Bresciani with Butter and Sage

Casoncelli (カソンチェッリ)ロンバルディアのパスタらしいです。

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サルシッチャとフンギとポレンタ

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クレームブリュレ

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翌日は晴れたので散歩しました。古い劇場後など遺跡も見られる、落ち着いた良い街でした。

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他にもチェックしてあった店は下記です。

www.osteria-delsavio.com

www.miramontilaltro.it

 

ロンリープラネットのリンク

www.lonelyplanet.com

【コラム】抜栓後何日目

とあるカンティーナ(ワイナリーのことですがイタリア語です)について知りたい、と話したら、いつものお店で2種類のワイン(白発泡・赤)を出していただきました。しかし、どちらも抜栓後3日目が美味しいと聞いてしまったので、なんとか3日後に来てみたくなりました。

 

◆抜栓直後

微発泡の白ワイン、これでも十分美味しいのですが…

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◆抜栓後3日目

泡は消えているのに、うまみがぎゅぎゅっとなっていてすごい。なんだこれは。

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ちなみに、これは別のカンティーナ、抜栓して6日くらいたったものだそうです。

ありえない美味しさ。また新しい境地か。

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Story Ridge Vineyards Panamera Chardonnay 2016

西新宿のbarで飲んだ、カリフォルニアワイン。シャルドネ

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ブドウ品種: シャルドネ
味のタイプ: 辛口
提供温度: 10 -12℃

テイスティングノート
黄金色を呈し、マイヤーレモン、リンゴ、梨の活き活きとしたアロマが立ち上り、バニラとスパイシーなシナモンの含みがする。熟した梨、マイヤーレモン、クリーミーなバタースコッチの芳醇な風味を示し、テクスチャーは豊かでまろやかで、キリッとした後味を伴う。
相性の良い料理:ハーブチキンのオーブン焼き、グリルまたはボイルドサーモン、マカロニ&チーズ、シーザーサラダと、最高の相性を持つ。グラスに注いで、それだけでも楽しめる。

ALC 13%

生産地の詳細情報: アメリカ合衆国 >> カリフォルニア >> ナパヴァレー
生産者の詳細情報: ストーリー・リッジ・ヴィニャーズ

 

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Joseph Gewürztraminer Alto Adige 2016

アルト・アディジェというのは南チロル地方

オーストリアからブレンネル峠を越え、国境に接するアルト・アディジェ地域からヴェローナ方面に向けて南下する道は、かつてモーツァルトゲーテも憧れのイタリアに入るため通ったエリア。

http://visitaly.jp/travel/trentino-alto-adige

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瓶のカタチがもはやドイツワインのよう。これはとても美味しかった。もともとゲヴェルツは好きなんだと思うけれど、久々に飲んだ気がする。

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料理は仔山羊を食べた。ミルキーな味わいに合うと言われた。

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iewine.jp

【コラム】San LorenzoのFilippoさんに会えた

このblogの始まりは、Geaというワインに出逢ったことでした。

このGeaというワインがとても美味しかったのです!

harinezumi-winecellar.hatenadiary.com

実は彼の別なワインを飲んだことがあり、行きつけのレストランでGeaを勧められたとき「あ、それ飲んだことあります」と言ったら、それは別なワインだったという話。ラベルが少しずつ違うのでした。これは生産者であるフィリッポさんの家を、朝から夜まで描いたものだったのです。私が以前飲んだCampaglioneは一番右、Geaは一番左。固有名詞が苦手で画像として覚える癖がありますが、これは「名前」が無いと判別できない。そう観念し、記憶を補完する記録をと、blogを始めたのです。

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そんなこんなで、始めてから4ヶ月目になります。その話を、本人にすることができました。フィリッポさん(sig.Filippo vigna di San Lorenzo)が来日し、お会いできる機会があったのです。会場は目黒のイタリアンだったのですが、「大将」(何故かイタリアンだけれど常連さんたちがそう呼んでいた)が作る中華っぽい寒ブリのサラダや、担々麺、天ぷらなど、様々な料理にフィリッポさんのワインを合わせるという飲み会のようなノリでした。フィリッポさんも3品作ってくださって、彼の家でもてなされていることを想像できるような雰囲気もありました。彼の家は、アグリツーリズモといって、泊まることができるのだそうです。

www.winestories.it

1本目はこちら、Campaglioneです。トレビアーノ・ディ・ロマーニャという葡萄を使っており、5日間マセレーションするのだそうです。

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はじめて食べたチーズは、フィリッポさんがイタリアから持ってきたもので、Squacquerone di Romagnaというものでした。

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たけのこと椎茸の天ぷら。

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レバーのクロスティーニは、ペーストになっておらず粗挽きで肉肉しいのがフィリッポさんのこだわりだそうです。

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このあたりからGeaに。Campaglione Biancoと同じ作り方(5日間マセレーション、ステンレスタンク)なのに、葡萄がアルバーナというものを使うことで全く違う味わいになっています。アルバーナはこのくらいの大きさだよ、と手で示してもらったのですが、軽く人の顔の長さくらいありました。大きいということは実同士の風当たりよく、とても甘いのだそうです。そして、Geaというのはフィリッポさんの娘さんのお名前なのだそうで、可愛らしいお嬢さんの写真を見せていただきました。

Geaに合わせるといいのではということで、パクチー入りの担々麺(五島うどんで作ってある)が出ました。面白かったです。

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このあと、赤ワインになっていきますが、そのことは別の記事に。

 

www.disco-italia.com