【コラム】ワイン会:フリウリ・ヴェネツィア・ジウリア州
イタリアには20の州があって、と言われても、そんなことを意識したことも今まで無かったのですが。最近、イタリア成人教育史の本を読んでいるので、地理が理解できていないことが致命的な感じです。地名を調べながら読んでいます。本当に、勉強しなければならないです。
ただ地図帳と向き合っていてもなかなか覚えられないので、いろいろなものを関連付け、物語としてまるごと、ふわっと覚えていきます。
ちょうど、Il Cantiniere というお店で「イタリアワイン紀行」という会があったので、先日、参加してみました。
「il_cantiniere イル・カンティニエーレ」西麻布イタリアンレストラン&バー
2種類のワイナリーのワイン、みっちり30分はあるレクチャー。今まで参加した、メーカーズディナーともまた違う機会でした。参加者の熱量がすごくて、オーナーソムリエ武智さんのファンが多いような感じでした。いつも思うのですが、ワイン会というものは、飲むペースの配分が難しいです。でも、お話面白かったです。
今回はワインもさることながら、料理が面白くてびっくりでした。これは甘い前菜。この地域にはトリエステが含まれているので、海からいろいろな文化がやってきたのだそう。それが山地の田舎料理と合わさって、スパイス多め料理ができていったとのこと。
サンダニエーレの生ハム。パルマと味が違うのは熟成期間がパルマに比べて3分の1程度と短く、そのため塩の加減が異なり甘いらしいです。あと、調べたところだと蹄がついているらしい(切ってしまうとわからないけれど)です。
prezzemolo-creapasso.blogspot.jp
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パスタも甘かったです。食べる前に生八ツ橋みたいな味と聞いて、え?と思いましたが、食べてなるほどなと。チャルソンスというもので、この地域でも、普段食べるというよりは、特別な時におもてなしとかそういうことで使うらしいです。
イタリアでも北にはグーラッシュがあるんですね(他の店でも食べたことがあります)。私がポーランドに行ったのは19歳の時。グーラッシュはその時の想い出の料理です。また行きたい国のひとつです。
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最後に、初めてのお店に来たつもりが、知り合いの塩原さんがサービス側に入っていて偶然会いました。今日だけお手伝いに入っているそうで、来年、ご自分の店をいよいよ持たれるのだそうです。15年って言っていたかな、同じ仕事をして15年で店かあ、と。どんなお店になるのかわかりませんが、行ってみたいと思います。代々木上原は激戦区だと思いますが、頑張ってほしいです。