【コラム】フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の文化と料理とワインの会
ワイン紀行はいったんおやすみ。先日、東京で参加した、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の文化と料理とワインの会について書きます。フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州は、北にある国境付近のエリアです。
フリウリ・ヴェネチア・ジューリア州は北側はアルプル山脈とオーストリアに接し、南側はアドリア海に面し、 東側にはスロベニアに隣接する国境の州で、ドイツ、オーストリア、ラテン、スラブ文化の影響を強く受けているエリアなんだそうです。また、トリエステ港が交易の要所だったことから、スパイスを使った料理も多いと聞きました。
今回も扉を開けるとシナモンの香りが!
今回の会は、目黒にあるアンティカ・オステリア・ベリッターリアで行われました。在日フリウリ人の方がたくさん集まったので、活気がすごかったです。フリウリの歴史や文化のお話を聴きながら、クラシックな地元料理を楽しみました。特にポレンタとオルゾ(米でつくるリゾットではなく大麦でつくるリゾット的なもの)、煮込み、よかったです。ワインは泡・ロゼを除いて白!でも飲み疲れません。チチニスは、別格で素晴らしかったです。
ATTEMSのワイン醸造家さんが来日されており、ワインの説明をしてくださいました。アンティカ・オステリア・ベリッターリア様、日本リカー様、フリウリ協会の皆様、他ご参加いただいた皆様、とても楽しかったです。ありがとうございました。
サンダニエーレのサルミ
プロシュート(左)とスペック(右)
焼いたポレンタに肉が乗っています。
そしてこれもポレンタです。こんなにゆるやかなものは食べたことがなかったですが単独で美味しいです。
白ワインとフリーコ。今回、お料理のお目当てはこれでした。
チャルソンス!最初は何だ?と思ったパスタですが、ちょっとクセになるんです。シナモンが使ってあって少し甘い、不思議なパスタです。
オルゾ。絶品でした。