【番外編:ビール】YUZU HAZY IPA
ずっと考えていた「ワインエキスパート」の資格取得に向けて、いよいよ本気で取り組もうと過去問をやったところ、(私、ビールほとんど飲んだことないじゃない・・・)という気持ちが湧いてきました。ソムリエ及びワインエキスパートの筆記試験には、本当に様々なお酒のことが出題されているんです。中にはミネラルウォーターに関する問題もありました!知らないことだらけですが、ひとつひとつ、知ると本当に面白いです。今まで、ばらばら、もやもやしていたことが、すーっと繋がっていく感じがします。
実際、日本での子供時代あるいは大学時代の経験を通じ(ビールって嫌・・・)というイメージがついてしまったのですが、それは飲み方・飲まされ方も含めてのものだった可能性もあり。
そういえば、ドイツのカールスルーエのお祭りで飲んだビールは、気分もあってか飲めたぞと。ならば、私が飲まず嫌いしていたビールのことを、もう少し知ってみたくなりました。
そこで、普段ビール好きじゃない、飲み慣れていない私が始めやすいビール3品を、いつもお世話になっているアサヒヤワインセラーさんで選んでいただきました。
1つ目がこれです。ゆずの香りがすごく気持ちよくて、案外飲みやすかったです。
KAGUAで使用している、高知県馬路村産のゆずを香港へ持ち込み、ゆずの柑橘溢れる香りと、それをさらに引き立てる3種のホップ「Denali」、「Amarillo」、「Citra」を使用した爽やかなIPAに仕上がりました。
【Gweilo beer】
2015年にファントムブルワリーとしてビールを販売し始めたGweilo。
2018年現在、香港で最も先進的な設備とスタイリッシュなブランディングを持つ新進気鋭のブルワリーです。
でも苦味がしっかり追いかけてくるので、まだ慣れません。そこで少し飲んでビール煮込みに使いました。 その後、煮込んでいる香りを嗅いでいたらビールが飲みたくなりました。そうなると思って少しだけ残していた、同じビールを飲んだら合う(当たり前)。そしてビールが肉を本当に柔らかくするので、これは面白いぞと。
ちなみに、IPAというのはインディアン・ペールエールの略だそうで
元々ペールエールはイギリスが発祥で、イギリスでは定番のビールなのです。
そのペールエールが18世紀、植民地のインドにいるイギリス人たちに送るために生まれたのが「インディア・ペールエール(IPA)」。何が違うかと言うと、有名な話では「輸送中に腐ってしまわないよう、防腐剤代わりにホップを大量投入し、アルコール度数を高めたのが「インディア・ペールエール(IPA)」のはじまり」と言われています。
そのため、ペールエールに比べて、ホップの芳醇な香りと苦味が特長です。のど越しを楽しむようないわゆるラガー系とは正反対なのも特長的です。
日本人にとってビールとは、キンキンに冷やしてぷはぁ~というイメージが強いと思いますが、実はそれが美味しいのはラガービール。一方でペールエールというのは全般的に、味と香りを最大限に楽しむために、冷やしすぎずにじっくり味わうのがおススメと言われています。
「IPA」って何の略か知ってる?ビール愛好家に支持されるIPAとは? - ippin(イッピン)
私がドイツで飲んで美味しいかもって思ったやつはなんだったんだろう、気になります。